(ミブナ)

4月24日撮影
京都市左京区宝ヶ池にて
 野菜の花を撮影していても、そう簡単にすべての野菜の花に出会えるわけではありません。実が出る前に咲く花は安心できますが、菜類のほとんdのは、収穫後2〜3ヶ月すぎてから花が咲きます。それまでの間は、他の野菜の邪魔にならないよう、畑の隅のほうに、ひっそり数株残されているくらいです。それも種子を取る必要のある野菜だけです。そんなわけで、種類によっては、なかなか花を見ることができません。しかし、ある農家の方のご親切で、その心配も解消されてきました。その方が栽培されている野菜は、必ず数株花が咲くまで残して下さるようになったのです。その最初の野菜が、この壬生菜でした。
 50〜60cmまで伸びた花茎の先に花をつける壬生菜は、十字花科の花としては、少し形が変わってはいるが、きれいな花です。最近では壬生菜と水菜の区別が付かない人も多くなっていると聞きますが、両方共、原産国は日本、京都が特産地です。水菜は『拾遺都名所図会』(1786年)にも記録があります。壬生菜は水菜の自然交雑から生まれた野菜です。