(トキナシダイコン)

5月25日撮影
京都市左京区松ヶ崎にて
 大根の花の色は品種により少しずつ変化をしています。大きいものは桜島大根、小さいものは二十日大根と、その品種群だけでも14〜15品種もあります。今日では青首大根が主流といわれています。そんな中で、時無大根を見つけるのは大変でした。しかし、その見分け方は、その後知ることができました。
 時無大根は、大正時代に京都で藤七大根といわれる春大根と白上り京との交雑種から生まれた大根で、寒暑に強いので、一時期は大根の代表でもありました。農家の中には、大根の花が咲く頃、その花に蝶や昆虫が他種の花粉を付けないように網をかぶせるところもあります。雑種化を防ぐためだそうです。やっと見つけた時無大根の花は、今まで見た大根の花の中でもひときわ色鮮やかな赤ピンク色なので驚きました。普通の大根は、土の上に白い肌を半分近く出していますが、時無大根は首を少し出しているだけで、大部分は土の中で成長します。これが普通の大根と時無大根の見分け方です。