(ナス)

5月16日撮影
京都市北区柊野にて
 茄子は花の色も実の色も紫色です。花と実が同系色の数少ない野菜の仲間です。京の伝統野菜として賀茂なす、山科なす、もぎなすなども栽培されていますが、普通のなすの方が多く作られています。日本全国に約80種の品種があるといわれています。形態や色彩は「長・丸・紫・白・青」の区別があります。京都特産の賀茂なすは大きいものはソフトボール大にもなり、800gを超えるジャンボ茄子にもなります。白茄子の花は淡紫色で、実は淡黄緑色でとても茄子には見えず、洋梨のようです。鑑賞用として花茄子が有ります。小さな紫色の花に、赤や黄色の小さな実をつける珍しい茄子です。
 原産はインドで、1500年前から栽培されています。日本では奈良朝時代に正倉院文書の中に茄子の名が記録されています。古来、紫色は高貴な色とされてきましたから、当時の人は紫色の茄子を好んでいたことでしょう。