(シシガタニカボチャ)

7月15日撮影
京都市北区西賀茂にて
 鹿ケ谷南瓜は京都の鹿ケ谷で栽培されている京野菜の代表です。毎年7月25日、安楽寺において鹿ケ谷カボチャ供養が行われ、最近では若い男女も、カボチャ供養に多く見られるようになりました。主役の瓢箪型のカボチャのことを調べようと、昭和40年発行の蔬菜園芸専門書を開くと「鹿ケ谷は京都の鹿ケ谷地方の古い品種で、明治末期から大正にかけて栽培されたがほとんど絶滅した。従って過去の品種として分類から除外した。」と記されていますが、現実には200年前より、土用に鹿ケ谷カボチャを食すれば中風にかからないと伝えられ、又、今日まで栽培が続いているということは、絶滅した訳では決してないのです。ただ栽培農家が少ないことと、嗜好的需要が余りないことが、誤った解釈を生み出す原因となったのでしょう。今日では、「古き野菜を新しい感覚で食べる。」これがグルメ文化なのでしょう。甘味が多い南瓜です。