祇園祭本番の巡行を前に船鉾の車輪を調査するため、船鉾保存会は昨年まで100年余りにわたって鉾を支えてきた車輪4点と車輪2点を京都大学に寄贈しました。今後、京都大学で強度や材質について調査をはじめるとのこと。車輪の詳しい調査は祇園祭1100年の歴史ではじめだそうです。
　船鉾は神功皇后ら4体のご神体を船型の鉾に乗せており、総重量は約6トン。昨年まで使っていた直径2メートルの木製車輪は応仁の乱以前の15世紀半ばにはあったとされていますが老朽化のため今年新調されました。