2002年10月1日 午後9時配信
西陣絣織展
西陣織物会館

 西陣織物会館が同会館と西陣織の魅力を余すところなく伝えるため、昨年から展開してきた大企画展「西陣織の殿堂」。長期にわたる開催期間をテーマ毎に区切り、内容を入れ替えながら展開されています。「西陣織の殿堂PARTIII」としてくくられた展示が今日1日から始まりました。
 来春まで続く「西陣織の殿堂PARTIII」の第一弾を飾るのが「西陣絣(かすり)織展」です。絣織は古代インドで始まり、東南アジアから沖縄を経て、日本に渡来していたとされています。現存する日本最古の絣は聖徳太子が幡として使用した「太子間道(かんとう)」呼ばれるもので、同展には、これを忠実に再現したものが展示されています。この間道の柄は、山岳、あるいは人の姿を象形化した文様といわれていますが、その文様や色づかいは、インドネシアのイカットを彷彿させるもので、当時は絣織が東南アジアのエスニック感覚溢れる最新ファッションだったことを感じさせる興味深い展示になっています。
 非常に古い時代から日本に渡来していた絣織ですが、実際に日本で製造されるようになったのは、意外に新しく、江戸時代になってから。西陣では、経絣と呼ばれる絣が多く織られています。これは、染め上げられた経糸を巧みに使って、さまざまな文様を織り上げるもので、江戸城大奥で使用された御召の矢絣などおなじみものや独創的な文様の織成が日本の伝統工芸として発展しました。同展では、古代文様を使って織り上げられたものから、現代風の鮮やかな色彩を配置したものまで約30点の絣織を一堂に展観することができます。
 「西陣織の殿堂PARTIII」の会期中、18日からの3日間は、西陣の魅力と活力を市民や観光客に思いっきり楽しんでもらおうというイベント「西陣夢まつり」も、同会館をメイン会場として開催されます。
ところ 西陣織会館 3階史料室
    (上京区堀川通元誓願寺上ル)
交通 市バス「堀川今出川」すぐ
HP  
http://www.nishijin.or.jp/jpn/town/kaikan/kaikan.htm

◎西陣織の殿堂PARTIII
とき :2003年3月2日(日)まで 
    9:00〜17:00 入場無料
 ※下記日程以外は準備のため休館
 ・西陣絣織展 10月16日(水)まで
 ・唐織展 10月18日(金)〜11月10日(日)
 ・西陣綴織展 11月12日(火)〜12月1日(日)
 ・西陣織金襴展 12月3日(火)〜12月26日(日)
 ・西陣織歳時記 1月4日(土)〜3月2日(日)

◎西陣夢まつり/西陣織大会
とき :10月18日(金)〜20日(日)
ところ:西陣織会館、西陣各ギャラリー、北野天満宮