2002年10月2日 午後9時配信
霊宝館秋期名宝展
仁和寺

 仁和4年(888)、宇多天皇によって創建され、以降、明治維新まで約1000年にわたり皇子皇孫が仁和寺の門跡(住職)を務めていたことから「御室御所」とも呼ばれている仁和寺(にんなじ)。毎年、春と秋に創建当時の本尊である国宝「阿弥陀三尊像」などが安置されている霊宝館が公開されていますが、今秋の公開が昨日1日から始まりました。
 三面六臂の国宝「孔雀明王像」(10月15日までの限定出品)など鮮やかな色彩の密教仏画を数多く伝えている同寺ですが、若き日の姿を描いた「聖徳太子像」や、平安時代の「薬師十二神将像」などの重要文化財をはじめ、今秋の名宝展では仏教美術を中心とした国宝5点、重文15点を含む総数61点を展示中。宝冠姿の「紅頗梨色阿弥陀像」や、道鏡の皇位継承について和気清麻呂が宇佐八幡に神託をうかがう様子を描いた重文「僧形幡神向影図」などの珍しい仏画も展観できます。
 仏画のほかにも空海真筆の「三十帖冊子」(蒔絵箱ともに国宝)や、円山応挙の「寒鴉図」のほか、織田信長・豊臣秀吉の朱印状なども展示されています。
ところ 仁和寺(右京区御室大内)
交通 京福電車北野線「御室駅」北へ徒歩約3分
    または市バス「御室仁和寺」すぐ
HP http://WEB.kyoto-inet.or.jp/org/ninnaji/
     
◎仁和寺霊宝館名宝展(春季)
11月24日(日)まで 9:00〜16:00
霊宝館拝観料:一般500円、中高校生300円、小学生以下無料