2002年10月8日 午後8時配信
足立康庸蒔絵展
高台寺

 豊臣秀吉の霊屋の扉など絢爛に飾った「高台寺蒔絵」で知られる高台寺で、日本の伝統を新しい感覚で創作している蒔絵作家・足立康庸(こうよう)さんの作品展が開催されます。
 京おんなの足立さんは、幼いころより、書や日本画を習い、その後、仏教彫刻、截金、漆芸を次々と学ばれ、日本の工芸を極めたといっても、決して大げさではない方。日本古来の日用調度品などを生かした漆工芸作品や、日本の古典的な香りをうまく具現化した新しい作品を数多く発表し、大分県湯布院に自らの蒔絵美術館をも開設されています。
 今回の展示には、古いたらいの内側を漆塗りにし堂々たる鯉が描かれた足立さんの代表作「鯉の王者」をはじめとした約30点が並べられました。臼を漆塗りにしてガラス板を置いたテーブルや、水を入れると生きた金魚が浮かび上がってくるような水鉢など、どれも古典的な題材でありながら斬新なアイデアが光る作品ばかり。
 会期は、明日からですが、秋の観光シーズン到来で、大勢の参拝客を集めている高台寺では、準備中の今日8日から、すでに多くの方々が足立さんの作品に感嘆の声を上げて、見入っていました。
ところ 高台寺(東山区高台寺下河原町)
交通 市バス「東山安井」徒歩約5分
HP http://www.kodaiji.com/
拝観料 一般600円
     
◎足立康庸蒔絵展
12月8日(日)まで