2002年10月17日 午後9時配信
秋季特別展
実相院

 岩倉の山あいにある洛北の名刹・実相院。寛喜元年(1229)に創建され、寛文11年(1671)に義延親王が入室した門跡寺院として、仏典や教義に関するもののほかに、中世から近代における宮中や貴族文化に関する多くの資料を今に伝えています。先週末から行われている秋の特別展では「実相院に見る和歌・連歌の世界」と題し、同寺院に伝わる貴重な寺宝の中から和歌や公家文化をうかがわせるものを中心に公開しています。
 同展では、勅撰集『古今和歌集』の写本、完全な形で現存する貴重な古写本の『新続古今和歌集』などの同寺院に伝わる有名な文化財のほか、地獄に堕ちたと噂された紫式部を供養するために書かれたおとぎ草子『源氏供養草子』、連歌師・飯尾宗祇の撰集『竹林抄』などの珍しい資料計19点を宮中から移築した堂内に展示。貴族たちの和歌の世界を狩野探幽の筆による杉戸絵『竹林に虎』などとともに、すでに紅葉が始まった雅やかな情緒に満ちた境内で堪能することができます。
 また、これらの展示に加え、来月8日からは、石庭などがライトアップされる夜間特別拝観も予定されています。
ところ 実相院門跡(左京区岩倉上倉町)
HP http://www.jissoin.com/
交通 京都バス「岩倉実相院」すぐ
    叡山電鉄「岩倉駅」徒歩約15分
     
◎秋季特別展−実相院に見る和歌・連歌の世界−
12月1日(日)まで 9:00〜17:00
拝観料:大人500円、小・中学生250円
◎紅葉・石庭ライトアップ
11月8日(金)〜12月1日(日)
18:00〜21:00