2002年10月21日 午後3時配信
二十五菩薩お練り供養
即成院

 昨日20日、東山区の泉湧寺(せんにゅうじ)山内にある即成院(そくじょういん)で、菩薩が現世に現れ、民衆を極楽浄土に導く姿を表現した「二十五菩薩お練り供養」が営まれました。
 即成院の本堂・阿弥陀堂を極楽浄土、地蔵堂を現世に見立て、この間、約50mの境内に橋が渡されます。まずは、この橋を僧侶や山伏姿の稚児行者らが行き来し、供物を極楽の阿弥陀如来に捧げ、蓮の花びらをかたどった護符を橋の上から撒き道を清めました。その後、地蔵菩薩を先頭に、観音菩薩、大勢至菩薩が舞いながら本堂から姿を現し、琴や笙を手にした菩薩たちが行列に続いて、地蔵堂へ歩を進めました。
 江戸時代中頃から行われている供養で、参列者たちは1年をかけて準備を進めてきたので「雨でも中止するわけにはいかない」とのこと。あいにく、菩薩たちが姿を現した午後1時半頃から、小雨が降り始めてしまいましたが、それでも大勢の参拝者たちは花びらの護符に手を伸ばしたり、橋に結ばれた五色の紐を手にはさんで合掌したりして、金襴装束の菩薩たちの来迎を祝いました。菩薩たちは地蔵堂から再び本堂に戻った後、阿弥陀如来像の前「極楽の舞」を奉納し、この供養は終わりました。
ところ 即成院(東山区泉湧寺山内町)
電話 075-561-3443
交通 市バス「泉湧寺道」徒歩約5分