2002年10月23日 午後12時配信
鞍馬の火祭
由岐神社

 平安時代、内裏に祭られていた祭神を鞍馬山中に迎えるため村人がかがり火を灯したことに始まった鞍馬の火祭が22日の夕方から今朝未明にかけて行われました。
 山里が夕闇に包まれた午後6時、鞍馬街道の民家の前にかかがり火がともると、この祭は一気に盛り上がります。独特の締め込み姿の男たちが、長さ5m、重さ100kgの松明(たいまつ)を担ぎ「サイレイ、サイリョウ」という勇ましい掛け声を上げて、鞍馬寺山門にある近い由岐神社から、鞍馬街道を500mほど下ったところにある由岐神社御旅所までの区間を練り歩きました。午後9時頃、鞍馬寺山門の石段に大小200本の松明が集まり祭はクライマックスを迎えましたが、その後も祭は午前2時まで行われ、真っ赤な炎と舞い散る火の粉が鞍馬の夜空を焦がしました。
 鞍馬の火祭は、民家約150戸しかない山里に12000人を超える観客が集まる夜。山門から、鞍馬駅、御旅所までの鞍馬街道は、まさに立錐の余地もないほどの人で埋まります。交通規制が敷かれるため、観客の足は叡山電車しかないのですが、単線のためピストン運行はできません。鞍馬寺山門前での松明集結をご覧になりたい方は、当日午前中からの鞍馬入りが必要だそうです。
ところ 由岐神社周辺(左京区鞍馬本町)
交通 叡山電車鞍馬線「鞍馬駅」