2002年10月25日 午後9時配信
抜穂祭
伏見稲荷大社

 「お稲荷さん」は商売繁盛、開運招福など、あらゆるご利益があるとされ、日本中で信仰を集める神ですが、本来は、文字通り稲作の神。伏見稲荷大社では、年間を通じて稲作にまつわるさまざまな祭礼や行事が行われます。4月の水口播種祭(みなくちはしゅさい)は、稲種を苗代田におろす祭。成長した苗は6月の田植祭で神田に植えられます。そして、今日25日、抜穂祭(ぬきほさい)が行われ、神田に実った稲が刈り取られました。
 午前11時から本殿祭が営まれた後、神官や早乙女らは本殿の裏山にある神田に向かいました。雅楽の演奏と巫女による神楽が舞われている間に、清められた忌鎌を神官から渡された早乙女らが手際よく頭を垂れた稲を刈り取り、その稲穂は稲実殿に納められました。これらの稲藁は、五穀豊穣の感謝と罪障消滅、万福招来を祈願して、11月8日の火焚祭(ひたきさい)で焚き上げられ、新米は11月23日の新嘗祭(にいなめさい)で大神に供えられます。
ところ 伏見稲荷大社(伏見区深草)
交通 JR奈良線「稲荷駅」徒歩約2分
    京阪本線「伏見稲荷駅」徒歩約3分
HP http://inari.jp/
     
◎火焚祭
11月8日(金)11:00〜
◎新嘗祭
11月23日(土・祝)11:00〜