2002年10月31日 午後8時配信
古本まつり
知恩寺

 昭和53年(1978)に始まり今回が26回目となる百万遍・知恩寺の「古本まつり」が今日31日から始まりました。古都・京都は昔から古本の町でもあり、今ではインターネットなどを使って全国から京都の古本屋に掘り出し物や貴重な古書を取り寄せる人も大勢います。しかし、'70年代、「京都の古書業の衰退ははなはだしい」といわれるまで、この業界が落ち込んでいた時期がありました。この衰退から危機的状況を救ったといわれるのが、今日からはじまったこの「古本まつり」です。
 '77年の暮れ、旧態依然の経営を行う古書店が多い中、京都の若手店主らが集まり、近代的な古書店の運営についての講習会が開かれました。これがきっかけとなり結成されたのが「京都古書研究会」で、「若いもんの道楽」などと批判されながらもイベント開催への議論が続けられました。第1回の「古本まつり」は各店ごとのフェアとして行われましたが、第2回から会場を現在と同じ知恩寺に移し、同寺による「古本供養」も本堂で行われるようになり、今では古書業界や全国の古書ファンから注目される名物行事として、すっかり定着しました。
 朝9時半から古本供養が関係者と僧侶により営まれた後、10時から、所狭しと境内に積み上げられた児童書や文庫本から江戸時代の古書に至るまで数十万冊の販売が始まりました。入札方式によるオークションのコーナーも設けられ、ひとりで十数冊の本を買う客など、大勢の老若男女で夕方まで賑わいを見せていました。
ところ 知恩寺(左京区田中門前町)
交通 市バス「百萬遍」徒歩約2分
京都古書研究会 Tel.075-781-3352
     
◎古本まつり
11月4日(祝・月)まで 10:00〜17:00