2002年11月11日 午後1時配信
国産品の収穫祭
知恩寺

 国内の水田は減反が進み、耕地面積、農業就業者数、販売農家数、農業収入などはどれも減少の一途をたどっており、現在、日本の食糧自給率は実質30%を切っています。もしも、660兆円を越える国の負債や、経済の不況が国際収支に影響を与え続ける状況が続くと、将来、外国からの輸入がしたくともできなくなるということに陥る可能性もあり得ます。京都府においての食糧自給率は、わずか13%。これは、もし、輸入ができなくなったら、8人中7人が飢えるという、ちょっと恐ろしい数字なのです。そして、この問題は食糧に限らず、木材や衣類など生活に関わること全般にいえることです。
  現状を嘆くだけではなく、実際にものを作り、動かし、循環させるシステムづくりを始めようと昨年発足したのが「京都自給ネットワーク」です。「安心」「安全」「安定」をキーワードに、生産者、販売業者、消費者らが協調、協和しながら、21世紀を生き抜くために行動を起こそうというもので、旬の農産物や商品の紹介や、さまざまなイベント活動を行っています。
 昨日10日、この「京都自給ネットワーク」が主催し、個人や団体の会員約40組が参加した「秋の収穫祭」が、左京区百万遍の知恩寺で開催されました。会場では、無農薬・減農薬にこだわった野菜や果物、地酒、無添加国産の原料を使用したパンやそば、木材加工品などの販売が行われました。国産の材料で作った食べ物や加工品には、なぜかほっとする懐かしい味わいや雰囲気があります。寒いながらも晴れ上がった昨日の会場は、国産品の風味を味わい、フォーク・ソングのミニ・コンサートや竹馬遊びなどの実演に興じながら自然の恵みに感謝する素朴で楽しい市となっていました。
京都自給ネットワークHP:http://www.kyoto-jikyu.net/
問合先:Tel.075- 711-8264(自然食品店「菜花」)