2002年11月22日 午後8時配信
もみじ祭
赤山禅院

 北白川の一乗寺から修学院離宮にかけての一帯は、静寂の中に四季折々の自然を楽しめる地域です。曼殊院、狸谷不動尊、詩仙堂、圓光寺、八大神社、鷺森神社などの名刹が点在していますが、大型観光バスがあまり乗り入れてこないので、静かに京の秋を楽しんでいただくのには、お薦めのスポット。この一帯は平安京の表鬼門(北東)に当たるため、これらの寺社仏閣は、都を守護するために建立されたものが多くあります。
 修学院離宮のすぐ北にある赤山禅院は、仁和4年(888)から平安京を護り続けている陰陽道祖神・泰山府君こと赤山大明神を祀る天台宗の古い寺院で、山続きである比叡山延暦寺の別院です。禅院と名がついていますが、参道の入口や境内には鳥居が並んでおり、神仏分離以前の古い日本の文化や思想を現代に伝えています。
 この赤山禅院では、現在「もみじ祭」が行われており、比叡山の最も京都寄りの裾に祀られている七福神それぞれのお堂を、紅葉や秋の自然を楽しみながら巡ることができます。また、本尊の赤山大明神の修法が、密教で最も重要な妙観である正念珠法であることから、同寺は「数珠の寺」でもあり、参拝者は鳥居とともに大きな数珠をくぐって境内に入ることになります。明日23日は「もみじ祭」にあわせて「数珠供養」の法要も営まれます。
ところ 赤山禅院(左京区修学院関根坊町)
電話 075-701-5181
交通 叡山電鉄「修学院駅」徒歩約15分
    市バス・京都バス「修学院離宮道」徒歩約12分
     
◎もみじ祭
11月30日(土)まで
境内参拝自由