2002年11月26日 午前11時配信
くろ谷さんで、ほっこりと
金戒光明寺

 京都で金戒光明寺と言っても、一瞬考え込む人は多いはず。でも「くろたに」と聞けばすぐに分かる寺院です。真如堂、吉田山の南に位置する通称・黒谷(くろだに)さんの正式名は紫雲山、金戒光明寺といい、浄土宗の大本山。寺の歴史は承安5年(1175)、法然上人が比叡山から下り、この地に庵を建てたことに始まります。
 広い境内からは、大きな山門ごしに京都の街並みを楽しむことができ、広大な墓地には、幕末の京都で所司代の役回りを務め、京都で没した会津藩士の墓地もあります。
 この時期、「永観堂」や「哲学の道」周辺は、観光の名所として大勢の人で賑わいます。しかし、ほんの少し足を伸ばして黒谷まで来ると、なかなか観光客の姿を見ることはなく、静寂に守られた大伽藍は心を優しく包んでくれます。なんとも荘厳な構えは、浄土宗の大本山というだけの伽藍と境内を誇っており、広々とした境内には人もまばらで、なにやら歴史に取り残され、忘れ去られた空間の様にも思われます。
ところ 金戒光明寺(左京区岡崎)
交通 市バス「岡崎道」徒歩5分
HP http://www.jodo.or.jp/temples_info/02/