2002年11月28日 午後9時配信
お火焚きと採燈護摩供
護浄院(清荒神)

 今日28日、上京区荒神口の名の起こりとなった清荒神(きよしこうじん)こと護浄院(ごじょういん)で、お火焚きと採燈護摩供(さいとうごまく)が営まれました。清荒神は、古くから竃(かまど)に祀られてきた火の守護神。三面六臂の恐ろしい形相をした三宝荒神像を祀る本堂前には石の鳥居がありますが、護浄院は日本最古の清荒神として、古くから宮中の信仰を集めていた天台宗の寺院。京都七福神めぐりの福禄寿の寺としても知られています。
 今から千百年ほど昔の宇多天皇の時代、金峯山中に恐ろしい毒蛇がいて、入山の行者に被害を及ぼしていました。天皇の命を受け、理源大師が登山し、不動三昧によりこの毒蛇を退治し、山中の柴薪を集めて護摩を修したといわれています。この古事にまつわるのが、今日営まれた採燈護摩供です。
 昼過ぎから、近隣の幼稚園児によるチビッコ行者の地域お練りが行われたあと、午後3時から、本堂前に組まれた護摩壇に修験行者が清荒神や不動明王などを勧請し、息災降伏や煩悩消滅を祈願する火が焚かれました。燃え上がる赤い炎と白い煙が、行者が唱える真言の声とともに、日暮れまで晩秋の京の空を昇って行きました。
ところ 護浄院
    (清荒神/上京区荒神口通寺町東入ル)
交通 市バス「荒神口」徒歩約2分