京の街角新発見
京都市の道路元標


 これは現在の京都市道路元標です。京都市内中京区の烏丸通り三条交叉点の東南角にあるものです。京都銀行三条支店の前の歩道にあり、高さ約50センチほどの石で、通る人は殆どといっていいほど気がつかないようです。何故、この場所に道路元標があるのか?この場所が京都市の中心にあたるのか?
 ご存知のように東海道の上りの終点が三条大橋と云うことで、この三条大橋が京都道路元標とされたのです。これには歴史的証拠があって、その中で「東京ハ日本橋、京都ハ三条橋の中心ヲ以テ、国内諸街道起程ノ元標トスル」と云うのです。そこでこれをもって里程の元標とすることとなった次第です。
 ところが、通達の通り三条大橋の中心に元標を建てるわけにもいかず、大橋の西詰の南側に建てたようです。ただ、現在の位置からするとおよそ1キロ西へ移ったことになり、その理由が今一つ判明致しません。目下調査中にして下さい。何かキッカケらしきものはあるのですが、判然と致しません。したがって、現代の道路元標が京都の中心かといえばいささか異論が出てくるところでしょう。これについても次回検証してみたいと思います。又、この付近に京の中心として「へそ石」なるものも存在しており、これも合わせて記したいと考えます。