関西プレスクラブ便り


民主党 前原誠司代表 講演


 民主党の前原誠司代表は、2006年1月17日午後京都市下京区のホテルで講演し、「私のめざす政治 これからの日本」と題する自身の考えを述べました。
 その要旨は、

 「大敗した民主党の建て直しに命をかけて取り組む考えである。政治家を志し、党の代表を務めるのは手段であって、国民の望む政策を実行するのが目的であるとの信念をもっている。これを通すためには自民党の政策と一致するものがあれば当然、政治家として協力すべきで、党内に批判があっても私は動じない。賛同できない政策には野党として反対し対案を出し、堂々と戦って行くのが政治家の姿勢であるべきだ。小さな政府を標する現政権に対しても是々非々で応じていく。弱者切り捨ての意味での小さな政府の施策には徹底的に抗していく。コンセプト無き競争原理だけの導入は国を誤った方向にリードするもので、将来にツケを残す何ものでもない。
 憲法改正論者として自民党と同じではないかとの批判もあるが、決してそうではなく国情に合わせた改正を考えるべきで単なる反対ではお題目だけに終ってしまう。
 自衛隊をふくむ国家安全保障問題もミサイルを持つ近隣諸国の脅威に対し、その対抗策を考えるのが政治家のつとめである。その意味でも第九条の修正と第二項の削除を私は唱えている。」


 上記の問題点を各論を通じ具体的事例をあげて熱弁をふるいました。
(村田)