関西プレスクラブ便り


尼崎市長 白井文さん 記者会見


 ユニークな市政運営を続けている尼崎市長の白井文さんは2006年1月31日午後大阪市北区のホテルで記者会見し、財政再建や危機管理をふくむ組織改革について語りました。
 その要旨は、

「私は議員としての経験はあったものの、行政マンとしての実績ゼロで市長となりました。したがって職員に対し素直に発言し、現場主義を唱えました。
 果たせるかな、不幸なことではありますが、JRの脱線事故やアスベスト問題については直ちに職員から提案があり、事故対策本部やアスベスト相談室を設けました。JR事故では、中学校の校庭をヘリポートにし、市の体育館を遺体安置所と致しました。
 特に印象的なものはJR脱線事故に関し、救助活動を行なった日本スピンドルの件です。聞けば、事故発生に伴い救助活動に当たる直前に社員を集め役割分担を決め確認の上、作業を開始したとのことです。
 これは大地震や公害の街として苦しみ、つらい経験が生んだ知恵だと思っています。尼崎市政運営に当たっても、組織は生きものとの認識のもと職員との交流は勿論、市民との対話を如何に進めるか苦慮しています。
 出来得るかぎり市民の中に入っていくべく市民ミーティングや車座に出向き市民の生の声を聞くと同時に市長の素顔を見てもらっています。
 市政の会議もオープンにし、市民の傍聴を促しています。
 まだまだ不十分である事を自覚し、更に情報の共有を推進していきたい。
 つまるところ、市民が市長を育てていくものであるとの自覚をもっています。
 更に企業誘致については、松下電器の進出などで脚光を浴びているが、これはアクセスの強みもあるが、税制の優遇処置との兼ね合いは確かに難しい、税収ダウンの市の財政においても5年くらいのスタンスでとらえて辛抱すべきところは辛抱して企業誘致に積極的に取り組んで参ります。すべて順風満帆とは思っていません。」


 この様に白井市長は熱っぽく語りました。
(村田)