関西大学理事長の森本靖一郎さんが3月7日午後大阪市北区のホテルで「挑戦する大学経営」と題して講演。大学の現状と将来について熱っぽく語りました。
その要旨は
- 「18歳人口の急減でこれから大学の戦国時代が始まる。危機こそチャンスととらえ諸施策を打ち出していく。その一つとして大学の顧客は18才だけではなくカレッジリンク型のシニア住宅を建て生涯学習の下地を作っていく。また、東京駅八重洲口前のオフィスビルから同駅日本橋口のホテルとオフィスの複合ビルに移転し、講演会などが開ける200人収容の教室を新設し、学生の東京での就職活動や首都圏の企業との連携の拠点としてもこれを活用していく。
さらに高槻市のキャンパスでは大阪医科大や大阪薬科大学等と教育分野で提携することも模索している。 更に各大学とも初等教育に力を入れ、相次いで小学校を設置している。我々もそれに負けじと初等教育に力を注ぐ考えだ。2008年度には臨床心理の専門家を養成する専門職大学院を設置する計画だ。 大学の底力を揚げるには、スポーツの強化は欠くことができない。そこで有名選手の招聘をふくめ設備等の充実を高めていく。 グランドの人工芝化や屋内に球技場、屋上にテニスコートを組み合わせた5階建ての新学舎を新設するため4月に着工、来年3月の完成を目指している。これを空中テニスコート付きスポーツセンターと呼んでいる。 関学121年目にして初めて大学志願者が10万人を超えた。大変喜んでいる。今後とも戦う大学として経営戦略を展開していくが、その評価は第三者がするものであり、それに堪えうる自己点検評価の実施を確実に実施していく。」
(村田)
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