関西プレスクラブ便り


大阪大学医学部の門田守人教授講演
「外科医不足の現状について」

 4月11日から大阪で始まる日本外科学会の会長を努める大阪大学医学部教授の門田守人さんが、4日午後大阪市北区のホテルで講演。外科医不足の現状について語りました。
 その要旨は、
「日本外科学会員1276人を対象にアンケート調査した結果、驚くべき数字が出てきた。
 外科医の72%が当直明けに手術したことがあると答え、20から40才代では90%となっている。更に85%の人が訴訟が治療に影響するとしている。
 勤務時間は平均で週59.5時間、病院勤務では68.5時間となり、労働基準法で定められている週40時間をはるかに越えている。
 また、全身麻酔の手術は、ここ10年間に4万件増えるなど長時間の手術増加が目立っている。そして外科医の数は6%減少している。
 この事が激務の原因となっている。
 この様に外科の職場環境は悪化の一途で、10年後には外科を志望する学生がゼロになる可能性があるのではないかとの危機感をもっている。
 国は医療費抑制の方針を抜本的に見直し、医師数の増加をふくめ過重労働の是正など環境整備に力を入れるべきだ。」
(村田)