新大阪市長 平松邦夫さん講演
関西プレスクラブ便り

新大阪市長 平松邦夫さん講演

今月19日に大阪市長に就任する平松邦夫さん(59才)は、10日大阪市北区のホテルで講演し、市長就任に当たっての抱負や市政方針について語りました。その要旨は
「このたびの市長選挙で感じたことは、平松は知名度が高い、抜群だと云われたが私が毎日放送でキャスターを努めていたのは84年までで20年以上前のことであって、やはり選挙期間中平松の連呼とマスコミでの取り上げによって知名度がより作られた訳で、つまり知名は作り上げられるものとの印象を痛感した。そして運動期間中、行政に関する様々な声を聞き色んな事を知ることによって何とか市政を良くして大阪市を変えなくてはいけないとの思いをさらに強くして投票日を迎えたというのが実感だ。
 今後、あれもこれもやりたいと思うのですが、中でも目玉政策として情報公開室(仮称)を来春新設する。この室長には局長級でもトップクラスの人に就いてもらう。これを新設することで私の公約である情報公開を推めていく。これまで市の情報公開の現状は文章もむつかしく市民の目線に立ったものではなかった。したがって現市長の市政改革についての意識が市民に能く伝えられなかったのではないか。
 したがって、同和行政は勿論、市労働組合との対応についてすべてオープンにしていく。
 議会運営についても危惧されているが、府会議員の皆さんも、市職員も同じく市民の為にある事を強く訴えていく。これが私の仕事であると同時に市民からの建設的な意見を吸い上げるシステムの構築を目指していく」
(村田)