関西プレスクラブ便り

京都市長 門川大作さんスピーチ
「地域主役の時代を拓く京都の挑戦」

京都市長の門川大作さんが4月4日午後、大阪市北区のホテルで「地域主権の時代を拓く京都の挑戦」と題してスピーチ。市長選で学んだ事をはじめ、今後の市政への抱負を具体的に列挙して熱っぽく語りました。その要旨は
「市長選に臨むに当たり家族の反対はあったが、前市長の路線を継承するとして決断をした。
 迷ったときは困難な道を選ぶ。困難の中に喜びをもとめ、これを天命と思い選挙に打って出た。
 逆境の中にあって正しき旗をかかげる。つまり旗幟鮮明にすべし。これが厳しい選挙から学んだことだ。
 ただ、残念に思ったのはマニフェスト作成に全力投球したが、政策論争が盛り上がらなかったことだ。
 市長就任40日程度だが京都の凄さを改めて実感している。
 学問・芸術・精神文化の“首都”として創造し続ける稀有な町であるということだ。
 市長就任前から中央教育審議会や教育再生会議の委員として東京出張が多かった。その都度感じたことは東京に経済や権力、情報などが集中している。これでいいのかとの疑問を持つようになった。
 これに対し関西の各都市がそれぞれの特性を発揮し、連携して、情報を発信。各首長は国に対してしっかりものを申して東京一極集中を打破すべきだ。これが地方主権を推め二重行政の排除につながると思う。これがためには道州制導入も必要と考えている。
 州都をどこに置くかなどの問題は論外で、道州制を如何に目指すか大いに議論することが先決だ。
 話を元に戻すが、市の行政において八方美人にはならない」。
「追記」
文芸春秋の4月号臨時増刊号で、ユニークな学者として知られる日文研の井上章一さんが「京都妾論」なるものを書いておられる。
 つまり「歴史的に見て、京都の町や各寺院の造営にしても時の権力者の援助で進められてきた。したがって市民の心意気だけを高唱するのは話がかたよっている。
 観光京都も、京の雅も、千年の伝統も、東京方面の「おてあて」をうながす媚態であろうと考える。
 妾のつとめを余儀なくさせている」 と。言い得て妙なるも、公に発表するとは誠に失礼な発言とも考える。この辺、市長は如何にとらえられるか、ある意味では井上論を論破して欲しいものだ。
(村田)