関西プレスクラブ便り

京阪電鉄代表取締役CEOの佐藤茂雄さん
「中之島線が切り拓く水都。大阪の明日」をテーマに公演

京阪電鉄代表取締役CEOの佐藤茂雄さんが9月11日午後、大阪市北区のホテルで「中之島線が切り拓く水都。大阪の明日」をテーマにスピーチしました。その要旨は
「京都・大阪間に電車をと提唱されたのが明治39年11月19日で当時の財界の大物、渋沢栄一氏であった。これを踏まえて完成したのが京都(五条)と大阪(天満)を結ぶ現在の京阪電鉄である。平成11年で創立100周年となる。
 その後大阪から名古屋を結ぶ路線も計画されるなど遠大なる発想が生まれてきた。私はこうした先人の発送と才覚に心打たれ、この思想を忘れることなく電鉄事業に当たってきているつもりである。
 私は昭和58年水の都・大阪の活性化を目的に水晶橋を中心に水上バスを走らせ観光化を計ってきたが、下流の橋が障害になるなど黒字化が難しく今年度はなんとか採算ベースに乗るものと期待している。
 更に関西の各私鉄とも乗車数は1991年を100%として2007年は70%となり何と30%減となっている有様だ。
 こうした情勢下にあって京阪電鉄は中之島線(天満橋〜なにわ橋〜大江橋〜渡辺橋〜中之島<国際会議場>)を計画、実現する運びとなった。開通は10月19日で乗客増と中之島の観光、ひいては大阪の活性化につながればと願っている。
 現在中之島線の乗降客は1日7万2,000人とみているが中之島での大型イベントや、川上を走る高速道路を撤去して明るい川面を目指す水都大阪にふさわしい環境づくり、さらには御堂筋にせせらぎを造り憩いの場の提供など提案していきたい。
 京都については三条駅上の開発について大変興味を持っている。ホテル建設や商業ビルの建設など案は多くあるが、京都市の景観条例との兼ね合いもあり、慎重に進めていきたい。この開発には大変な関心を持っている」
追記
 この中之島線の開通を機に渡辺橋、大江橋両駅間のショッピングゾーン「MINAMO」に飲食店や書店など11店が入居するとのこと。また、大阪の中心・キタエリアに近い渡辺橋駅には8店舗が入り、イタリヤ風居酒屋や立ち飲みのワインバーもあるそうだ。
(村田)