この4月宝塚市長に就任した中川智子さんが、6月16日午後、大阪市北区のホテルで講演。「宝塚市長になって」と題するスピーチをユーモアあふれる口調で語りました。その要旨は
- 「二代つづけ前任の市長が汚職問題で逮捕されての後だけに気を引き締めている。残念だったのは、二代つづけての市長の逮捕にも拘らず投票率が前任者より低かったことだ。
それだけ市政に対する不信なり不満があったのではないかと思うが、投票率が低かったのは今もって分からない。
今後は市民に愛される宝塚、明るい街づくりに力を注いでいきたい。
街を歩いても緑が少なく、休憩するベンチもなく公衆トイレさえない。これでは都市の形態をなしていないし観光客を呼ぶにも恥ずかしいことだ。
こうした問題解決に対し市民との対話を広め、その中に積極的に入っていきます。これを車座と称して勧めていく考えだ。
市内改革にも自分なりの考えを注入し、入札制度にもメスを入れ自由に物が言える雰囲気を造っていく。また、初めての女性部長を就任させ、今後も女性の登用をはかって行く。
更に民間で出来ることは民間人に任せる。例えば建物の耐震問題でも全国のモデル地区とすべく業者の意見を聞き、さらなる都市造りを目指していく。
市長の仕事は市民や職員とともに楽しく推めていくべきで、前任者のようにワンマン、独裁者であってはいけない。深く胆に命じている。
また、奇抜と思われるかもしれないが「婚活」を支援するイベントも開きたい。これは少子化問題には勿論、男女の出会いをサポートして(ご年配の方も含め)明るく人の行きかう街としたいからだ。子どもを育てるにふさわしいと思って頂く街としたいからだ。」
更に筆者の質問
1)伊丹市川西市との合併問題は、その後の経緯は。合併の話しが出て10年程経っているが・・・
2)伊丹空港の活性化について
市長は、
「合併問題は白紙になったと理解している。宝塚市民22万人で充分で立派な町づくりを推めていく。大きくなれば良いといういうものではない。伊丹空港の問題は地元の活性化には大いに協力していく。宝塚市長としては地元宝塚から伊丹空港を利用して、国際便を飛ばし、お隣の韓国に行きたいくらいだ。」
(村田)
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