プレスクラブの定例会が11月25日大阪市内で開かれ、目の難病患者にiPS細胞(人工多能性幹細胞)を利用した世界初の移植手術を行った高橋政代・理化学研究所プロジェクトリーダーが講演しました。その要旨は、 京都大学iPS細胞研究所の戸口田淳也教授らのチームは11月30日、筋肉や靱帯などが骨に変わる稀少難病の患者の皮膚から作られたiPS細胞を使い発症に関わるタンパク質を特定したと発表しました。患者は国内に約80人。世界で700人〜1000人とされています。 2015.11.25(村田)
〈追記〉時に、他家(他人)のiPS 細胞を目の難病患者に移植する世界初の臨床研究が平成29年前半にも始まるそうです。自家(自分)の細胞を使っての手術は前記の通り一応成功しています。安全性を確認しています。他人の細胞を移植するためには免疫による拒絶反応の抑制が課題です。他人のiPS細胞で治療の有効性が示せられれば、他の病気への「iPS利用」も加速するものと期待されます。思い心臓病やパーキンソン病などへの応用も検討されるわけです。 2016.7.15(村田)
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