上海短信

(5)上海一の骨董品街

上海は、九州の鹿児島とほぼ同じ緯度に位置し、6341平方キロメートルの地域に約1,400万人が暮らす国際都市であり、中国経済の中心であることはよく知られています。

しかし、外国の人が一般に上海というのは黄浦江西部の市街地を指し、上海全体からみますと10%足らずの地域なのです。

その中での最大の観光スポットがご存じのバンドエリアでしょう。

租界時代の70年から100年前に建てられたアールデコ調の建物は壮観で、今日に至るまで大事に保存、活用されています。

昼に良し、夜に佳し

昼 夜


さらに現在上海がもっとも力を入れて開発しているのが川幅300m程度の黄浦江をはさんでの対岸の浦東地区です。

アジア一の高さを誇るテレビ塔や100m以上のオフィスビル、ホテルなどが林立し新たな観光スポットとなっています。

また、川岸も整備され、バンド地区をバックに結婚記念写真を撮るカップルの姿も見られます。

 

この2つの地域はさしづめニュー上海。オールド上海と云えるでしょう。

文.蔡 建建