商店街の東側には日本最古の劇場、南座がある。京都に住む人にも意外に知られていないのが、北座の存在。現在、残念ながらその姿を見ることはできないが、確かに北座は存在していた。かつて四条河原には7つの芝居小屋あったが、やがて南側芝居、北側東芝居、北側西芝居の3座となり、その後北側西座が大火で焼失したため、南側芝居と北側東芝居の2座が残る。明治に入って南座、北座と呼ばれるようになったが、やがて北座は廃座となり、南座だけが住時の面影を伝えている。
用途は松竹新喜劇からミュージカルと様々。しかし、まねきが掲げられる歌舞技顔見世が、一年の中で南座が最も輝くとき。多くの人で賑わう師走の風物詩となっている。
|